KURA-use / 下諏訪の蔵土間下諏訪町
諏訪大社からほど近い旧家等が残存する一角に佇む大正時代に建てられた御蔵が、g_FACTORY建築設計事務所の渡辺ガク氏の設計により住まいとしてリノベーションされました。
後年付加されたものはできる限り撤去し初期の状態に戻した上で保存再生され、下屋部分は蔵への前室として半戸外的な土間へ戻し開かれた空間とし、蔵を縦断する約9メートルほどの既存牛梁はそのまま表し梁構造をダイナミックに再生しました。
街並みの風景はそのまま継承した上で懐古主義だけではない新しい蔵の利用・再生方法を提案し、住まうだけではなくこの蔵を通じて地域循環のロールモデルとなることを願い保存再生されました。